About Sherry …夏のシェリーの楽しみ方

ブログを始めたら「シェリー酒」について少しづつ紹介していきたいと思い続けていました。
時々出てくると思いますが、どうぞお付き合いお願い致します。

「シェリー酒とはどんなものですか?」
この質問に簡潔に答えるのがなかなか難しいのです。
独特な味わいと香りは、他にない製法と、地のぶどう、生産地の風土から来る賜物で、
種類やバリエーションに富み、味わいも様々、
5年から30年以上という長い期間の熟成により生み出され、その期間もまた様々、
食前、食中、食後を選ばず、ペアリングの相手も幅広く、
シェリーは生産地の文化風俗そのもので、壮大な歴史的背景もあります。
こんなシェリーを構成するひとつひとつがシェリーの魅力と感じています。

先日、東京五反田にある「SherryMuseum」館長の中瀬航也氏を講師に招いたシェリーのセミナーに参加しました。
中瀬氏はシェリーの専門家です。上記の「シェリーとは?」という質問に相手の職業や興味を踏まえてお答えされているそうでした。
「大航海時代に樽詰めされた白ワイン」
「ぶどうで作った醤油です」
など。きっと楽しい時間だと想像します。

写真はセミナーで教わった夏におすすめのシェリーカクテル。
シェリーそのものを味わうことに慣れていた私たちにとって、目が覚めるような美味しさでした。
今年の夏は、こんなシェリーを楽しんでみませんか。

左が「ペドロヒメネス&ミルク」でラムレーズンアイスさながらのクリーミーな甘みと芳醇さ。
右が「シェリークリーム&フレッシュオレンジ」で、葡萄由来の香りとコクに柑橘の酸味と爽やかさが加わり一層フルーティーに。